企画リーダーの最も重要な役割 ”協力者を集める” 3つのコツ

ビジネスチーム

新規事業開発、商品・サービス開発での企画の進め方、企画書の書き方について、ブログの
【その1】企画をスタートする前にやっておくべきこと
【その2】仮説の構築と検証
【その3】導入計画をたて方
でお伝えしました。

では、これらを推進する企画リーダーにとって最も重要な役割は何でしょうか?

私としては企画リーダー最も重要な役割は、
“協力者や賛同者を集める”
だと考えています。

「新規事業開発、商品・サービス開発での企画リーダーにとって、最も重要な役割は何だと思いますか?」
「企画リーダーをやってきて最もたいへんだったことは何ですか?」
などとよく聞かれます。

その時は、
「協力者や賛同者を集めることです」
「協力者を集めることが最もたいへんで重要でした」
とお答えしています。

新規性が高ければ高いほど小さいチームで、下手すると一人で企画はスタートします。
自らが新しい企画を提案するときは、当然一人や小さいチームで始めることになります。

ですが、プロジェクトは一人では推進できません。
いかに協力してくれる人を集めるかがカギとなります。

では、いかにして協力者を集めるかについてお伝えしたいと思います。

■ 企画の役割

企画は辞書では

実現すべき物事の内容を考え、その実現に向けての計画を立てること。立案すること。また、その計画や案。
(三省堂 大辞林 第三版)

とあります。
アイデアを出し、検証し、計画を立て、企業の場合は承認者の承認を得ることが企画の役割となります。

さらに企画が承認された後、その事業・商品・サービスが世の中にリリースされるまでは、そのコーディネーションや都度の判断は企画に求められることが通常だと思います。

これらを鑑みると企画の役割は以下のようになります。
企画の役割:
・企画への条件などの確認
・アイデアの立案と検証
・導入までの計画づくり
・企画推進での都度の判断
・プロジェクト全体の導入までのコーディネート

では、企画リーダーはこれらの役割をどう推進していくのか、最も重要なものはなにかについてみていきましょう。

■ 協力者を集めるのが企画リーダーの最も重要な役割

では、こらら企画の役割(業務)をどう進めるか。
当然一人では進められません。

いかに協力してくれる人たちを集められるかが勝負となります。
自分にスキルがある分野は自分で推進することもできますが、それらすべてを自分で行っていると時間がいくらあっても足りません。

また通常はプロジェクトの大半は自分ではできない業務です。
それらに協力してくれる人を探し、説得し、手を動かしてもらう必要があります。

担当する部署や人があらかじめ決まっている場合はその苦労は小さいかもしれませんが、新規性が高ければ高いほど、近くに手を動かしてもらえる協力者、相談できる有識者がいないことが多く、別のグループ、あるいは外部から協力してもらえる人を探しあて、協力してもらえるようこぎつける必要があります。

最速で最大の成果をあげるには、
“人をどう巻込むか?”
“協力者をどう集めるか?”
が勝負となります。

■ 協力者と賛同者

協力者が重要なことはお伝えしましたが、賛同者も同じくらい重要です。
協力者:手足を動かして実際に協力くれる人
           賛同していないが業務として協力のケースもあり
賛同者:その企画に賛同、ポジティブな意見を持ち、応援してくれる人

企業の場合、担当者の協力を得るにはマネジメント判断となる場合も多く、マネジメント層の賛同を得ておくことは、協力者集めより重要なことも多いでしょう。

また、企画を推進していると、反対する人が現れたり、うまく行かず壁にぶち当たることが必ずあります。
その際に賛同者が多くいると、協力者、有識者を紹介してもらえるなどとても重要です。

気を付けるとすると、気が付かないうちに話が大きくされすぎて、進めにくくなってしまうことなどがあるので、注意して進めましょう。

■ 協力者、賛同者を集めるための3つのコツ

「私の企画に協力してください!」
と言って簡単に協力してもらえるほど甘くはありません。
トップダウンでない限り、海のものとも山のものとも分からない企画にすぐに協力してくれる人は少ないでしょう。

私の経験から協力者、賛同者を集めるコツは次の3つです。
1.協力者のメリットを明確にする
2.大義、ミッションを明確にする
3.まず自分でやってみる、少なくとも調査、勉強はする

一つずつ見ていきます。

1.協力者のメリットを明確にする

これは説明するまでも無いと思います。

協力者にメリットが有るのか、無いのか、有るならば具体的な内容を整理しておきます。
自分達の成果になるなどメリットが明確になっていれば協力は得やすいですね。

2.大義、ミッションを明確にする

私的にはこれが最も重要な要素です。

協力者にメリットがあればよいですが、無い場合も多くあります。
また、メリットがあるから協力してくれる場合は、当然ながら協力者の目的は企画自体への協力でなくそのメリットにあります。

ここで重要となってくるのが、企画やプロジェクトの大義、ミッションになります。

別の記事で企画やプロジェクトに最も重要な項目はミッションを明確にすることとお伝えしていますが、
こういうところで強力に活きてきます。

ミッションには2つあります。

一つ目は会社に対してのミッション
売上げ、シェアの向上、そして会社として新規事業を立ち上げるなどがあります。

二つ目は外部・社会に対してのミッション
その企画が世の中にどう貢献するのか、自分はどうしたいのかを明確にしておくことです。

後者、外部・社会に対してのミッションが明確なほど、真の賛同者、協力者が現れます

真の賛同者、協力者は、企画やプロジェクトがうまく行かないときにも支持してくれます。
このような真の賛同者、協力者をたくさん募ることができれば企画は強くなります。

3.まず自分でやってみる、少なくとも調査、勉強はする

3つ目はすぐに協力者が集まらないときの心得です。

自分が詳しい分野でない場合に、協力者がいないからと言って止めるわけには行きません。
その場合はまず自分でやってみることです。

技術知識や専門知識が必要な場合は少なくとも調査や勉強は自分で行い、その先はどうしても無理と言うところまで進めます。
そうすると、不思議と協力者が現れたり、その熱意が伝わり賛同者が協力者を紹介してくれたりします。

エンジニアや専門家もいきなり依頼されるよりも、その努力を認めてくれ、
「そんなんじゃダメでしょう」
「全然だめだねぇ」
と言いながら手伝ってくれることが多くなります。
自分がいないとこのプロジェクトは進まないと思ってもらえることが重要です。

同時に、自分自身にも知識がつくため、エンジニア、専門家との会話の質が向上します。
協力者がすぐ現れない場合もあきらめず、少しでも進めてみてください。

■ まとめ

企画リーダーの最も重要な役割についてお伝えしました。

企画リーダーの役割自体はたくさんありますが、最も重要な役割は協力者・賛同者集めです。

先日、経営者の方とお話しした際も
「経営者で一番大事なことは仲間つくりだ」
と言われていました。
同じですね。

企画リーダーは、
・協力者が現れるまでは自分で頑張る
・マネージャーとメンバーの間に挟まれる
・関係者から判断を求められる
など孤独な作業が多々あります。
悩みの毎日だと思います。

一方、企画が進み、真の協力者や賛同者が増えてくるのは非常にやりがいがあるものです。
協力者や賛同者は企画自体を支持するというより、リーダーのあなたを支持してくれています。

どんどん巻き込み、真の協力者、賛同者を増やしていきましょう。
それによって企画はどんどん強くなっていきます。

ご質問、感想など頂けるとうれしいです。

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